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分かりやすい戸籍の読み方④
2013-09-03
司法書士の眞下です。
最近はとても雨が多いですね。私は少々の雨なら自転車で移動しますが、不器用ですので、片手に傘を持って運転ができません(>_<)
でも、たまにスマホを見ながら片手で自転車を運転する人がいてますが、とても危ないですよね。自転車といえども安全運転を心がけています(不器用なだけですが…)。
では、前回の続きで「この戸籍はいつからいつまでを証明しているか」の見方について書きます。
まず、戸籍が読みにくい原因の一つに「古い戸籍は何が書いてあるか分からない」という点があります。
戸籍には年代によって、いろんな種類があります。覚える必要はありませんので簡単に紹介すると
①明治5年式戸籍 ②明治19年式戸籍 ③明治31年式戸籍 ④大正4年式戸籍 ⑤昭和23年式戸籍 ⑥平成6年式戸籍 |
の6種類があります。
このうち①明治5年式戸籍は除籍期間(旧法の80年)の関係上、法務省の発表では廃棄されたことになっていて、実際に見る機会はほとんどないでしょう。
②明治19年式戸籍、③明治31年式戸籍、④大正4年式戸籍の戸籍については、以前もお話したとおり、「家督相続」の時代でしたので、「戸主」を中心にみていけば、この戸籍がいつからいつまでを証明しているか分かりやすいと思います。
明治31年戸籍に関しては「戸主となりたる原因及び年月日」という欄を見れば、この戸主がいつから戸主になったのかが分かります。
次に⑤昭和23年式戸籍ですが、戦後新しい憲法が公布されたことに伴い、戸籍法も変わり戸籍が作り直されることになりました。
それが「昭和〇〇年法務省令第二十七号により昭和〇〇年〇月〇日改製につき昭和〇〇年〇月〇日本戸籍改製」という文言で、これを探せば、この戸籍がいつ新しくなったか分かります。