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株式会社と一般社団法人の比較⑤(一般社団法人のデメリット)
2014-11-21
こんにちは、大阪の司法書士の眞下です。
月1回経営の勉強会を税理士さんとしているのですが、普段から勉強しておかないと、なかなか難しいですね。今後も勉強していきたいと思います。
さて、前回の続きで一般社団法人のデメリットについてです。
①利益の分配ができない
一般社団法人は株式会社と異なり、法人で得た利益を社員(法人の構成員のこと)に##分配することはできません。
##従業員に給料を払うことや、理事に報酬をはらうことはできます。
②社会的な信用力に欠ける
昨日書いたメリットと一長一短になるのですが、一般社団法人は設立の際に行政の許可がいらなくなりましたので、簡単に設立できる半面、信用力に欠けてしまうとも考えられます。また株式会社よりも知名度が低いため、法人の説明に苦労するかもしれません。
③公益認定のハードルが高い
一般社団法人は簡単に設立できますが、公益社団法人を作ったり、一般社団法人から公益社団法人に移行する場合のハードルは高くなっております。平成20年から平成25年までに、既存の社団法人が一般か公益か選択する際に公益認定が取れなかったという話も多くありました。現在は公益法人が約9000法人、一般法人が約11000法人あるようです。
④社員に最低2名が必要
株式会社が1名のみで設立できてしまうことと比較して、一般社団法人は人の集まりですので、社員に2名が必要となります。