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空き家問題の解決②(所有者の調査)
2014-11-06
こんにちは、大阪の司法書士の眞下です。
iPhoneを使ってるのですが、電池の減りが早くなってきたので電池を交換しようと思いアマゾンで電池交換セットを買いましたが、不器用で上手くいきませんでした。最初から専門店で買えてもらった方が良かったですね。
さて、空き家問題の続きです。
空き家問題の解決には、まず所有者の特定、調査が必要になってきます。
A すでに登記がされている
A1 登記名義人が死亡している
A2 所有権が譲渡されている
B 登記がされていない
上記のAにあたるかBにあたるかとして、登記がされているかをまずは調べます。
建物の所有者が誰であるかは法務局で登記事項証明書を取得すれば記載されています。
登記事項証明書には所有者の住所と氏名が記載されていますので、住民票又は住民票の除票を調査することで現在の所有者の所在地を調べることができます。
次に登記名義人が既に死亡しているケースです。
登記名義人が既に死亡しているケースでは、相続関係を調べるために戸籍を調査する必要があります。戸籍は本籍地が分からないと取得ができませんので、先ほどと同じように登記名義人の住民票又は住民票の除票を取得してそこに記載されている本籍地を頼りに戸籍を調査します。
ただ、住民票の除票の保存期間は、消除された日から5年とされていますので、5年以上前に住所を移転していた場合や登記名義人が5年以上前に亡くなっていた場合は取得することができない可能性が高くなります。
その場合は現地での聞き取り調査等によって、所有者の所在を確認していく必要があります。