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「地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」

2014-04-21

こんにちは、司法書士の眞下です。

今日は本の紹介です。

最近古本屋で買った本で、まだ全然読めてないのですが、立ち読みで面白かったので、購入しました。

「地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」

フェルミ推定とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することです。

フェルミ推定では、回答を導き出すための考え方が重要視されます。回答することが難解な解を導き出すために、文字通り推定するわけですが、とにかく数値を仮置きしていき、最終的にそれっぽい答えが出せればOKです。

フェルミ推定で一番有名なものは、
「シカゴにはピアノの調律師は何人いるか?」というものです。

当然の事ながら、知らないし、考える事もできませんよね。

しかし、「一般的な知識」と今までの経験から来る「予想」を使えば、大体の答えは導きだせるのです。
この問題をフェルミ推定を使って推論すれば、このようになります。
まず、知識と予想から「仮定」をつくります。

・シカゴの人口は300万人とする
・シカゴでは、1世帯あたりの人数が平均3人程度とする
・10世帯に1台の割合でピアノを保有している世帯があるとする
・ピアノ1台の調律は平均して1年に1回行うとする
・調律師が1日に調律するピアノの台数は3つとする
・週休二日とし、調律師は年間に約250日働くとする

以上の仮定を元に次のように推論します。

シカゴの世帯数は、
300万÷3=100万世帯程度

シカゴでのピアノの総数は、
100万÷10=10万台程度

ここまでの推論で
「ピアノの調律は、年間に10万件程度行われる」
という事が分かります。

そして、1人のピアノの調律師は1年間に
250×3=750台程度
を調律する。

よって調律師の人数は
10万÷750=130人程度と推定される

このようにフェルミ推定は論理的思考をトレーニングにて身につけられるものなので、答えは重要ではありません。

その他、フェルミ推定の例題は以下のサイト参照

フェルミ推定例題ブログ

その他こちらの本では
「日本に自動車は何台あるか?」
「スターバックスの売り上げは?」
「日本に美容師は何人いるか?」
といった問をフェルミ推定で解く方法が書いてあります。